作者の日記 SPECIAL

7/1 祝!STAR WARS Episode1 -THE PHANTOM MENACE-公開

実物大ヨーダ作ってみました

1999年7月10日ついに「STARWARS Episode1 -THE PHANTOM MENACE-」が公開されます。親父に連れられて「ジェダイの復讐」を観て早16年。待ってました、この時を。ってまだみてないですが...で、ネットで色々情報を物色していましたらヨーダ(ジェダイの大騎士)の実物大モデルを売っているのを発見!しかし今はプレミアがついて1000ドルくらいするとの事。近くのプラモデル屋さんにあったので実物を見ましたが、なんか色塗りがテキトーだし目が死んでるし足デカイし、なんかなぁ、これで14万円もだしたくないなぁ(本当はお金が無い)ので作ったれ、ということで壮大なる計画「実物大ヨーダをつくったれ」が始まりました。

以下は設計図から完成までの記録です。ごゆっくり見学していってくださいな。

●EPISODE I

5月吉日、決心して、まず設計図をかきました。(画面奥)

といっても前から見たものと、横から見たものを紙に書いただけです。

この時点では胸から上の部分だけを書きました。

それに合わせて発砲スチロールでおおまかな部分を作りました。

支える為に木の棒を2本立ててあります。

すでに気分はウキウキですが、「周りからは一生完成しないんじゃないのぉ?」などと失礼な憶測が飛び交いはじめます。

●EPISODE II

ここで発砲スチロールのカドを落とし、耳の部分の骨組みをプラスチックの棒を曲げて作ります。

おお、もうなんとなくヨーダに見えるじゃないか!みえないか...

まあ、これから表面にペトペトと油粘土を張り付けていくので、ある程度の重さに耐えられないといけないのでこの当たりはガッチリと丈夫に作りました。

参考資料として近くの古本屋で「EPISODE V」のパンフレットを買いました。

300円でした。プレミアついてないのかなぁ。嬉しいケド。

●EPISODE III

粘土の張り付けをします。これが途中の段階です。

粘土にさわるのは幼稚園以来ですから

「おお、このにおい、懐かしい...」

と感慨にふけりながら夜なべして作ります。

ケナーの縮小モデルを参考にしていたら、ちょっと「おちょぼぐち」な事に気付きました。

参考資料として「アート オブ スターウォーズ 帝国の逆襲-特別編-」を買いました。

しかしヨーダの写真は一枚っきり(涙)。まあ面白かったからいいケドさ。

一応完成したのがこの写真です。

まだチョットおちょぼぐち。

そして鼻が小さいのが気になりますが、粘土で鼻作るの大変なので後で直せばいいかと思って、ここまでとしました。

さて、これからこの粘土をプラスチックに変えていくのですが、ココからは入れ歯の作り方をもとにしました。

●EPISODE IV

この粘土の陰型を石膏で作ります。

まず、全体が入る木枠を作ります。

そこに粘土のヨーダを入れて、後ろ半分を石膏に埋め込みました。

なるべくアンダーカットがないように注意しました。

この石膏が固まったところで表面にワセリンを塗ります。

さて、それから前半分に石膏を盛ります。

これが前半分まで完全に石膏を覆ったトコロです。

これが固まったら、前半分と後ろ半分をはずすのですが、空気の隙間がなく石膏がきれいに入っているか心配でしたね。

すでにココまでやりはじめると嫁さんもアキレ顔。

おこずかいの範囲なら勝手にやってと言われました。

●EPISODE V

石膏が固まって、前半分と後ろ半分に分けた所です。

粘土はこの時点できれいに洗い落とします。

どうしても石膏の中に小さい空気の穴(気泡)が入ってしまうので、それを埋めます。

そして表面に再度ワセリンを塗りました。

ここで入れ歯に使うレジンというプラスチックを使う事にしました。

●EPISODE VI

石膏の陰型の内面にプラスチックを圧接して取り出します。

クリアーピンクを使いましたので、ピンク色です。

ココで鼻が小さいのを直しました。

ここまで来ちゃうと、もうウキウキですね。

だって後は色を付ければ頭部ができるのですから。

一緒にお風呂に入って眺めたりしました。(あいかわらずバカでおます)

●EPISODE VII

同じ要領で手と足を作ります。

石膏の部分は何回でも使えるので、またヨーダをつくる事もできます。

私の家は狭いのでパソコンと作業場が一緒なのです。

塗料がパソコンにかかるのが心配なので塗装に備えて換気扇を買いました。

結構、便利ですよ換気扇。必需品です。

●EPISODE VIII

さてさてココから塗装になるのですが、まずサーフェイサーを吹き付けました。

これはプラモデルの塗装では基本らしいのですが表面のキズや気泡を見やすくするためです。

ここで再び小さなキズを直しました。

そして嫁さんに誕生日プレゼントとしてエアーブラシを買ってもらい塗装。ありがとうママ。

エアーブラシ面白いです。ハマリます。

●EPISODE IX

目は筆で書きました。

コンプレッサーを貸してくれた歯科助手のSさんありがとう!

さて塗装も終わり、頭と手と足をくっつけます。

見えない部分はホームセンターでパイプを買ってきて作りました。

体のバランスを考えながら試行錯誤しながら作りました。

で、これに黒い長そでのTシャツを着せました。

そして上に柔道着を染めたローブを着せます。

柔道着をくれた歯科助手のIさんありがとう!

そして義理ママにもらったベルトをさせます。

●EPISODE X

後は髪の毛です。

売っているヨーダはヤギのひげを使っているとの事ですが、そんなん手に入るかぃ!

おもちゃ屋にも白髪なんてないし....(クリスマスシーズンならあったかも...)

結局、博品館で買った金髪のカツラを白く染め、一本一本ゼリー状瞬間接着剤で植えました。

山で拾った枝を持たせて出来上がりっ!これが今日から玄関を飾ります、ウフフフフ。

完成っ!!!

 

歯医者の椅子で治療を待つヨーダさん

医局で患者さんを待つヨーダさん

 

●作り終えて...

作り終わってみて、なるべくこだわって作ったつもりでしたが、いくつかの不満もあります。

先ず、ローブの色、もっとグレーに近い色ですね。後、瞳はもっと大きくても良いと思います。後はもうちょっと下唇を厚くしたかったです。まぁおおむね満足していますが...

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