歯磨き粉の基本的なお話

 

「歯磨き粉なんていらない」という意見をよく聞きます。実際、歯磨き粉をつけても、つけなくても食べカスの除去はできます。また、歯磨き粉によって歯が削れたりする害が出る場合もあります。

私個人の考えは「使わなくても十分な歯磨きは出来るけど、正しく使うのは問題ない」というスタンスです。

歯磨き粉の作用として研磨作用、吸着作用、発泡作用、中和作用、溶解作用、抗菌作用があり、清掃効果を高めたり、着色を除去しやすくする、疾患の予防の為に使われます。

歯磨き粉は医薬部外品、化粧品に該当しとくに「作用が緩和なもの」と規定されています。ですから作用が強ければ「医薬品」になるので、歯磨き粉によって歯が真っ白になるとか虫歯にならないとか過度の期待をするのは間違ってます。これは一般の化粧品にも同じ事が言えますね。CMなんかは消費者を上手く煽りますね、しかし。

化粧品 プラーク除去、う蝕を防ぐ、口臭を防ぐ、ヤニトリ、歯石沈着を防ぐ、
医薬部外品 ↑に加え薬効成分が含まれる。歯周病予防、う蝕の進行抑制、出血を防ぐ

CMではいっぱい使って欲しいから植毛部にベッタリ乗っけてますが、大体一回の使用量は 0.5〜1g (植毛部の1/4〜1/3程度)、フッソ配合は1g(植毛部の2/3程度)で効果が期待できます。

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